Author(s): 仙頭 正四郎
Publisher: 金原出版
Year: 2006
Language: Japanese
Pages: 258
序
はじめに
第1章 東洋医学の特徴と生体観
はじめに
A. 東洋医学の特徴
A-1 整体観
A-2 変動・変化
A-3 二つの力(視点)
A-4 流体
A-5 層構造
A-6 生体イメージ
B. 東洋医学の生体観と臓腑
B-1 腎 : 「先天の本」 種火・起源
B-2 脾 : 「後天の本」 増幅器
B-3 陰の臓
B-4 肝 : 「疏泄条達をつかさどる」 拡散器,調整器
B-5 肺 : 「天蓋(外殻)」 バッファー,バリア,フィルター
B-6 陽の臓
B-7 心 : 「君主の官」 司令塔
B-8 臓腑と表裏の関係
B-9 層構造模式図における同心円の大きさについて
1章のチェックポイント
第2章 生体機能にみる陰陽の側面と意義
はじめに
A. 陰陽について
A-1 陰陽の本質
A-1-1 覚えるべき属性 : 陽は放散,陰は凝集
A-1-2 考えればわかる陰陽自体の性質
A-2 陰陽可分の本質
A-2-1 陰陽可分と整体観
A-2-2 視点による陰陽の変化
A-2-3 陰陽可分の概念
A-2-4 陰陽可分と定義
A-3 陰陽相互の特性
A-3-1 陰陽の対立と制約
A-3-2 陰陽の互根互用
A-3-3 可分不離
A-3-4 陰陽消長(変化)
A-3-5 陰陽転化
A-3-6 陰陽概念の総括
B. 生体機能における陰陽
B-1 寒熱燥湿
B-2 気血津液と陰陽
B-3 層構造の生体観と陰陽
B-4 発汗の機序における陰陽
B-5 「血」の運行にかかわる「脾」「心」の役割と陰陽
B-6 陰陽論の発展
2章のチェックポイント
第3章 気・血・津液の生成と運行
はじめに
A. 気津液血の本質
A-1 「巡るもの」としての生理的状態
A-2 「巡るもの」としての分類
A-3 「巡るもの」としての病的状態の考え方
B. 気津液血の生成
B-1 共通のしくみ
B-1-1 先天の素材と腎
B-1-2 後天の地の素材と脾胃
B-1-3 中間産物の運搬と脾,肝
B-1-4 後天の天空の素材と肺
B-1-5 熱源としての腎陽と心
B-2 気の生成
B-3 津液の生成
B-4 血の生成
B-5 「巡るもの」の生成機序にみる東洋医学観
C. 気津液血の運行
C-1 「巡るもの」の運行
C-1-1 運行の原動力
C-1-2 運行の調節
C-2 「巡るもの」の運行経路
C-3 気の運行
C-4 津液の運行輸布
C-4-1 脾
C-4-2 肺
C-4-3 腎
C-4-4 三焦
C-4-5 肝
C-4-6 心
C-5 血の運行
C-5-1 血の運行の特徴と気
C-5-2 血の運行と臓腑
3章のチェックポイント
第4章 気・血・津液の生理機能
はじめに
A. 「巡るもの」の生体における機能的意義
B. 気・血・津液の生理機能
B-1 気の生理機能
B-1-1 気の作用
B-1-2 気の作用と層構造
B-1-3 気の分類
B-2 血の生理機能
B-2-1 血の陽的機能
B-2-2 血の陰的機能
B-2-3 気や熱の担体としての血
B-3 津液の生理機能
C. 気・血・津・液の相互作用とその制御
D. 精について
4章のチェックポイント
第5章 八綱弁証の意義と役立て方
はじめに
A. 八綱弁証の考え方
A-1 弁証論治について
A-2 八綱弁証の一般的な解釈
A-3 3視点からの多元的陰陽論
A-4 体全体ではなく,限定事象の分析手段
B. 八綱弁証の役立て方
B-1 各指標の意義
B-1-1 表裏→病位→部位 : 部位の観点
B-1-2 寒熱→病状→寒熱燥湿 : 結果としての状態.主に気血弁証
B-1-3 虚実→病機→臓腑 : 寒熱燥湿が生じた原因を探る視点.主に臓腑弁証
B-1-4 陰陽→包括的,超越的視点 : 特定できない視点を含む
B-2 八綱弁証の利用の仕方
B-3 虚実の考え方について
C. 症例の中の八綱弁証
C-1 症例 : 女性 54歳
C-2 症例解説
5章のチェックポイント
コラム : 現行法規と東洋医学
第6章 臓腑概念と生理機能I(腎・脾)
はじめに
A. 腎
A-1 腎についての記述
A-1-1 腎は成長・発育・生殖をつかさどる「先天の本」
A-1-2 腎は精を蔵し,骨をつかさどり,髄を生ず
A-1-3 腎は水液をつかさどる
A-1-4 腎と肺
A-1-5 腎と心
A-1-6 腎の陽と陰
A-1-7 腎の華は髪
A-1-8 腎は耳と二陰に開竅
A-1-9 腎と診断
A-2 腎の本質と解釈
A-2-1 腎の本質的特性
A-2-2 腎とgene
A-2-3 腎と細胞増殖
A-2-4 腎と筋肉
A-2-5 腎と黒
A-3 腎と生命
A-3-1 腎の防衛機能
A-3-2 腎と生命体の安定
A-3-3 生命の危機と腎とステロイド
B. 脾
B-1 脾についての記述
B-1-1 脾は後天の本
B-1-2 脾は四肢をつかさどる
B-1-3 脾は肌肉をつかさどる
B-1-4 脾の華は唇
B-1-5 脾は口に開竅
B-1-6 脾と診断
B-2 脾の本質と解釈
B-2-1 「水穀の精微」を取り出す
B-2-2 脾は気血生化の源
B-2-3 脾は昇清をつかさどる
B-2-4 脾は運化をつかさどる
B-2-5 脾は統血する
B-2-6 脾は生痰の源
B-2-7 脾と四肢
B-2-8 脾の本質
B-2-9 脾と黄色
6章のチェックポイント
コラム : 漢方薬と心理効果
第7章 臓腑概念と生理機能2(肝・肺)
はじめに
A. 肝
A-1 肝についての記述
A-1-1 肝は疏泄をつかさどる
A-1-2 肝は血を蔵す
A-1-3 肝は筋をつかさとる
A-1-4 肝の華は爪にある
A-1-5 肝は目に開竅する
A-1-6 肝の診断
A-2 肝の本質と解釈
A-2-1 肝の本質的特性
A-2-2 肝と「風」
A-2-3 肝と血の誘導
A-2-4 肝と排卵・射精
A-2-5 肝と筋肉
A-2-6 肝と脾胃
A-3 肝と青
B. 肺
B-1 肺についての記述
B-1-1 肺主気
B-1-2 宣散と粛降
B-1-3 肺は皮毛をつかさどる
B-1-4 肺は水の上源
B-1-5 肺の華は毛
B-1-6 肺の開竅部と表裏の大腸
B-1-7 肺と診断
B-2 肺の本質と解釈
B-2-1 肺の本質的特性
B-2-2 外殻としての肺
B-2-3 生体と天空をつなぐ肺の機能
B-2-4 フィルター・バリアとしての肺
B-2-5 肺と脾
B-2-6 肺と腎と免疫
B-2-7 肺と腎の胚葉
B-2-8 肺とアレルギー
B-3 肺と白
B-3-1 白と寒冷
B-3-2 生体における白を呈する機序
B-3-3 白と肺と寒冷
7章のチェックポイント
コラム : 漢方薬の広め方
第8章 臓腑概念と生理機能3(心)・五行学説
はじめに
A. 心
A-1 心についての記述
A-1-1 心は血脈をつかさどる
A-1-2 心は神明をつかさどる
A-1-3 心の華は顔
A-1-4 心は舌に開竅
A-1-5 心と診断
A-2 心の本質と解釈
A-2-1 心の本質的特性
A-2-2 精神活動と神・魂・魄・意・志
A-2-3 心の陽と陰
A-2-4 心血の供給
A-2-5 心腎相交
A-2-6 心—小腸—膀胱系
A-2-7 心の病態
A-3 心と赤
A-3-1 自然界における赤の意味
A-3-2 生体における赤を呈する機序
A-3-3 赤と心の関係について
B. 心包・三焦
C. 五行学説
C-1 五行の性質
C-1-1 木
C-1-2 火
C-1-3 土
C-1-4 金
C-1-5 水
C-2 五行の関係
C-2-1 相生
C-2-2 相克
C-3 五行と陰陽
C-4 五行の病的な関係
C-4-1 相乗
C-4-2 相侮
C-5 五行と層構造
C-6 五味
C-6-1 五味と効能
C-6-2 五味と五臓の符合と矛盾
8章のチェックポイント
コラム : 生薬成分と副作用
第9章 四診の原理
はじめに
A. 四診
A-1 四診とは
A-2 四診は主観か?
A-3 四診と弁証の原則
A-4 四診の指針
B. 望診
B-1 形と陰陽
B-2 動きと陰陽
B-3 色と陰陽
B-4 色の意味
B-5 色の発生機序と弁証的意義
B-5-1 赤について
B-5-2 黄について
B-5-3 白について
B-5-4 黒について
B-5-5 暗紅色・紫を呈する病理機序
B-5-6 青について
B-6 望診所見の表現
B-7 舌診
B-7-1 舌と臓腑
B-7-2 舌の診方と所見の表現
B-8 舌診の症候としてのとらえ方と弁証
B-8-1 歯痕
B-8-2 舌体の裂紋
C. 問診
D. 脈診
D-1 脈診の仕方
D-2 脈証について
D-3 脈証の定義
D-4 脈証の弁証的意義
D-4-1 脈律(脈の速さ)
D-4-2 脈位(触知の深さ)
D-4-3 脈形(脈の形状)
D-5 二十八脈の分析例
D-5-1 革脈
D-5-2 濡脈
D-5-3 牢脈
D-6 六脈と臓腑
D-6-1 六脈と層構造
D-6-2 六脈と臓腑の変遷
9章のチェックポイント
コラム : 子供に漢方薬を飲ませる工夫
第10章 経絡・弁証の進め方と実際
はじめに
A. 経絡
A-1 経脈
A-1-1 正経十二経脈
A-1-2 奇経八脈
A-2 十二経脈の分布原則と走行様式
A-3 経絡の病理的意義
A-4 経絡の弁証的意義
B. 弁証の進め方
B-1 四診と四技
B-2 弁証の大きな流れ
B-3 症例分析の実際
10章のチェックポイント
索引
あいうえおか
きくけ
こさし
すせそ
たちつてとなにねのは
ひふへほみむめ
もやゆよらりるれろ
著者略歴