禅宗第六祖として禅宗史に大きな影響を与えた慧能には多くの逸話伝承が伝わる。
慧能の伝記と資料に関する研究成果として、駒澤大学禅宗史研究会により昭和53年に刊行(大修館書店)されながら長く入手困難だった『慧能研究』を、約120箇所に及ぶ修正を加え、復刻刊行する。いまなお発展を続けている禅宗史研究、慧能研究における必携資料。
Author(s): 駒澤大學禪宗史研究會 (編著)
Publisher: 大修館書店
Year: 1978
Language: Japanese
Commentary: 4 pages(pp.248-249, 258-259) are missing
Pages: 708
圖版
1 六祖大鑑禪師像
2 曹溪大師傳（叡山本）
3 曹溪大師傳（道忠本）
4 曹溪大師傳（興聖寺本）
5 曹溪大師傳（續藏本）
6 曹溪大師傳引用文（禪林象器箋）
7 六祖壇經（敦煌本）
8 六祖壇經（大乘寺本）
9 六祖壇經（興聖寺本）
10 六祖壇經（德異本）
11 六祖壇經（宗寶本）
12 金剛經解義（京大本）
13 金剛經解義（六地藏寺本）
14 金剛經解義（五家解本）
15 金剛經解義（川老本）
16 金剛經解義（内閣本）
17 金剛經解義（明曆本）
一覧
序
まえがき
目次
硏究篇
序
第一章 曹溪大師傳の硏究
第一節 曹溪大師傳について
一 續藏本と興聖寺本
二 無著道忠自筆本
三 比叡山本
四 本書と慧能の諸傳
五 本書の問題點
注
第二節 校訂訓註 曹溪大師傳
凡例
1 標題
2 寶林寺の由来
3 出生
4 諱・俗姓
5 本貫
6 生國
7 父母
8 性格・力量
9 柴を賣る・金剛経を聞く
10 遊行
11 劉至略との交友
12 無盡藏尼との關係
13 寶林寺に居住す
14 遠禪師に参ず
15 弘忍への参學を勸奨
16 弘忍を訪問
17 弘忍との初相見・佛性問答
18 碓坊生活・悟道の偈
19 大法相續
20 傳衣・五祖の傳法偈
21 九江驛に送らる
22 惠明との機縁
23 南方に隱遁
24 印宗に遇う・涅槃經聽講
25 風幡の問答
26 得法の表明
27 剃髪・髪塔建立
28 受戒・法性寺戒壇の由来と懸記
29 神會との機緣
30 曹溪に歸る・曹溪での化導
31 高宗（中宗）の詔
32 法泉寺の勅額・國恩寺の勅造
33 國恩寺の修復・靈振を推擧
34 龕塔を造る
35 疾病
36 遺誡
37 傳法偈
38 遷化・歿年等
39 奇瑞
40 遺体を膠漆す
41 遷神・入龕
42 頭を取りにくる
43 衣鉢を守る
44 建碑
45 碑の磨卻・武平一の記事
46 門人（名・數・問答）
47 傳衣奉納・供養
48 送香
49 傳衣返卻
50 靈瑞
補注
叙
1-2
4
6-13
14-17
18-19
20-21
22-24
25-26
27-28
29
30-31
32-36
38-43
44-46
47
48-傳後
第二章 慧能の傳記硏究
第一節 基礎資料一八種について
1 瘞髪塔記（六七六）
2 王維の碑銘（～七六一）
3 神會語錄（～七九二）
4 歷代法寶記（七七五～）
5 曹溪大師傳（七八一～）
6 敦煌本壇經（七八一～八〇一）
7 柳宗元の碑銘（八一六）
8 劉禹錫の碑銘（八一九）
9 圓覺經大疏鈔（八二三～八四一）
10 祖堂集（九五二）
11宗鏡錄（九六一）
12 宋高僧傳（九八八）
13 景徳傳燈錄（一〇〇四）
14 傳法正宗記（一〇六一）
15 大乘寺本壇經
16 興聖寺本壇經
17 宗寶本壇經
18 緣起外紀
第二節 慧能傳の變遷
凡例
1 標題
2 寶林寺の由来
3 出生
4 諱・俗姓
5 本貫
6 生國
7 父母
8 性格・力量
9 柴を賣る・金剛経を聞く
10 遊行
11 劉至略との交友
12 無盡藏尼との關係
13 寶林寺に居住す
14 遠禪師に参ず
15 弘忍への参學を勸奨
16 弘忍を訪問
17 弘忍との初相見・佛性問答
18 碓坊生活・悟道の偈
19 大法相續
20 傳衣・五祖の傳法偈
21 九江驛に送らる
22 惠明との機縁
23 南方に隱遁
24 印宗に遇う・涅槃經聽講
25 風幡の問答
26 得法の表明
27 剃髪・髪塔建立
28 受戒・法性寺戒壇の由来と懸記
29 神會との機緣
30 曹溪に歸る・曹溪での化道
31 高宗（中宗）の詔
32 法泉寺の勅額・國恩寺の勅造
33 國恩寺の修復・靈振を推擧
34 龕塔を造る
35 疾病
36 遺誡
37 傳法偈
38 遷化・歿年等
39 奇瑞
40 遺体を膠漆す
41 遷神・入龕
42 頭を取りにくる
43 衣鉢を守る
44 建碑
45 碑の磨卻・武平一の記事
46 門人（名・數・問答）
47 傳衣奉納・供養
48 送香
49 傳衣返卻とその勅書
50 靈瑞
51 諡號
52 後代の雜錄
53 その他
結
慧能傳十八資料・五三項目 分類一覧表
資料篇
序
第一章 六祖壇經
第一節 五本對照 六祖壇經
小見出し・前後関係等一覧表
一 外題
二 序
三 赞
四 内題
五 編者
六 目録（上巻）
七 略序
八 序品
九 金剛經を聞く
一〇 弘忍との問答
一一 弘忍、偈を求む
一二 大衆、偈を作らず
一三 神秀、偈を作る
一四 弘忍、神秀を許さず
一五 慧能、偈を作る
一六 慧能、法を受ける
一七 慧能、南方に去る
一八 慧明、法を求む
一九 慧能、難を避ける
二〇 風幡の問答
二一 慧能、般若の法を說く
二二 定慧不二の理
二三 一行三昧の法
二四 燈火のたとえ
二五 法に頓漸なし
二六 無念・無相・無住・無縛の敎え
二七 坐禪の理
二八 坐禪の定義
二九 傳香懺悔の法
三〇 無相戒の教え
三一 四弘誓願をおこすべきこと
三二 無相懺悔の法
三三 無相三歸戒を授ける
三四 卷上の尾題
三五 卷下の首題
三六 目錄（下巻）
三七 般若波羅蜜の法
三八 摩詞の意味
三九 般若波羅蜜の意味
四〇 智慧のはたらき
四一 金剛經の功徳
四二 少根の人と大智の人
四三 萬法は自心にあり
四四 頓悟見性の敎え
四五 頓敎を護持すべきこと
四六 無相滅罪頌
四七 逹磨無功徳の敎え
四八 淨土の所在
四九 在俗への敎え
五〇 道俗、言下に見性成佛す
五一 心淸淨の敎え
五二 韋據に無相頌を說く
五三 慧能、曹溪に歸る
五四 壇經をよるべとすべきこと
五五 南頓と北漸
五六 志誠參ず
五七 劉志略に遇う
五八 法海參ず
五九 志誠に三學を説く
六〇 志徹參ず
六一 法逹參ず
六二 法逹に一乘を説く
六三 智通參ず
六四 智常參ず
六五 志道參ず
六六 行恩參ず
六七 懷譲參ず
六八 玄覺參ず
六九 智隍參ず
七〇 一僧參ず
七一 慧能、傳衣を示す
七二 臥輪・慧能の偈
七三 神會參ず
七四 門人に遺誡す
七五 勅詔、および薜簡との問答
七六 三科の法門
七七 三十六對の法
七八 壇經を稟受すべきこと
七九 眞假動靜の偈
八〇 傳衣と六代祖師の傳法偈
八一 重ねて二頌を說く
八二 西天東土の祖統說
八三 見眞佛解脫の頌
八四 自性眞佛解脫の頌
八五 遺誡と入滅
八六 滅後の奇瑞など
八七 壇經の傳授者
八八 壇經相傳のこと
八九 壇經流通のこと
九〇 尾題
九一 刊記・識語
九二 附錄
第二節 六祖壇經について
一、はじめに
〔六祖壇經異本系統圖〕
〔六祖壇經諸本項門對照表〕
二、敦煌本壇經
三、大乘寺本壇經
〔壇經諸本祖統說對照表〕（西天二十八祖）
四、興聖寺本壇經
五、徳異本壇經
六、宗寶本壇經
七、壇經の注釋書
第二章 金剛經解義
第一節 六本對校 金剛經解義
序
法會因由分第一
善現起請分第二
大乘正宗分第三
妙行無住分第四
如理實見分第五
正信希有分第六
無得無說分第七
依法出生分第八
一相無相分第九
莊嚴淨土分第十
無爲福勝分第十一
尊重正敎分第十二
如法受持分第十三
離相寂滅分第十四
持經功徳分第十五
能淨業障分第十六
究竟無我分第十七
一體同觀分第十八
法界通化分第十九
離色離相分第二十
非說所說分第二十一
無法可得分第二十二
淨心行善分第二十三
福智無比分第二十四
化無所化分第二十五
法身非相分第二十六
無斷無滅分第二十七
不受不貪分第二十八
威儀寂靜分第二十九
一合相理分第三十
知見不生分第三十一
應化非眞分第三十二
補闕眞言
六祖口訣後序
第二節 金剛經解義について
一、はじめに
二、川老註・金剛經五家解所收の『解義』
表1. 川老註の構成
三、『解義』の異本
表2. 金剛經解義の異本の内容比較
四、おわりに
第三章 慧能關係資料集成
第一節 資料集成
1 楞伽師資記
2 菩提逹摩南宗定是非論
3 左溪大師碑
4 唐大和上東征傳
5 佛川寺大師塔銘
6 能秀二祖讚
7 贈包中丞書
8 神會語錄
9 先徳集於雙峯山塔各談玄理十二
10 禪門祕要訣
11 寶林傳
12 傳敎大師將來越州錄
13 北山錄
14 内證佛法相承血脈譜
15 揚州華林寺大悲禪師碑銘
16 禪源諸詮集都序
17 中華傳心地禪門師資承襲圖
18 明州大梅山常禪師語錄
19 入唐新求聖敎目錄
20 日本比丘圓珍入唐求法目錄
21 智證大師請来目錄
22 福州溫州台州求得經律論疏記外書等目錄
23 傳心法要
24 宛陵錄
25 白蓮集
26 金剛心地法門祕法戒壇法並儀則
27 舊唐書
28 泉州千佛新著諸祖師頌
29 祖堂集
30 宗鏡錄
31 萬善同歸集
32 宋高僧傳
33 大宋僧史略
34 景徳傳燈錄
35 四家語錄
36 天聖廣燈錄
37 韶州曹溪寶林山南華禪寺重脩法堂記
38 傳法正宗記
39 傳法正宗定祖圖
40 傳法正宗論
41 鐔津文集
42 新唐書
43 集古錄目
44 汾陽無徳禪師語錄
45 建中靖國續燈錄
46 林閒錄
47 祖庭事苑
48 長靈守卓禪師語錄
49 金石錄
50 宗門統要
51 慈受懷深禪師廣錄
52 佛果圓悟眞覺禪師心要
53 圓悟佛果禪師語錄
54 佛果碧巖破關撃節
55 撃節錄
56 東京慧林慈受廣錄
57 古尊宿語要
58 正法眼藏
59 群齋讀書志
60 大慧普覺禪師普說
61 傳燈玉英節錄序
62 慈明四家錄
63 大藏一覽
64 隆興佛敎編年通論
65 大慧禪師語錄
66 宗門聯燈會要
67 大慧普覺禪師宗門武庫
68 人天眼目
69 定慧結社文
70 如如居士三敎大全語錄
71 遂書堂書目
72 六祖大鑑禪師赞
73 雪庵従瑾禪師頌古集
74 宏智錄
75 嘉泰普燈錄
76 法集別行錄節要幷入私記
77 修心訣
78 看話決疑論
79 從容錄
80 佛法大明錄
81 禪苑蒙求
82 請益錄
83 禪門拈頌集
84 無門關
85 人天寶鑑
86 釋門正統
87 續開古尊宿語要
88 寶刻叢編
89 西溪叢語
90 五燈會元
91 五家正宗赞
92 文獻通考
93 六祖挟擔圖赞
94 虛堂和尙語錄
95 佛祖統紀
96 空谷集
97 虛堂集
98 禪林類聚
99 六祖悟道偈
100 禪宗頌古聯珠通集
101 宗門統要續集
102 佛祖歷代通載
103 釋氏稽古略
104 六學僧傳
105 天目中峯和尚廣錄
106 古尊宿語錄
107 玄沙宗一禪師語錄
108 五家語錄
109 曹溪通志
110 全唐詩
111 光孝寺志
112 崇文總目輯釋
〈補遺〉
1 免曹溪惠能入京御禮
2 遣送六祖衣鉢諭刺史楊瑊勅
3 西京興善寺傳法堂碑銘
第二節 資料集成解說
1-5
6-11
12-17
18-24
25-29
30-38
39-45
46-53
54-60
61-67
68-74
75-80
81-87
88-95
96-102
103-109
110-補遺
附錄
一 慧能關係年表
345-638
649-656
656-670
674-676
677-680
681-692
694-704
705-707
707-713
713
713-739
748-765
775-952
961-1068
1071-1318
二 慧能硏究文獻目錄
著書
論文
あとがき
執筆者略歷
索引
I. 人名
ア
カ
サ
タ
ナハ
マヤラ
II. 地名・寺名
アカ
サ
タナハ
マヤラワ
III. 書名
アカサ
タナ
ハマヤラ
ワ
STUDY OF HUI-NENG 慧能(638-713) ——Basic Study of Biography and Manuscripts on Hui-neng——
Part I. Study of Hui-neng 慧能
Part II. Manuscripts for Reference
Supplements
奥付
