医学生のための漢方医学【基礎篇】

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Author(s): 安井 廣迪
Edition: 改訂
Publisher: 東洋学術出版社
Year: 2021

Language: Japanese
Pages: 276

改訂にあたって
緒言
1. 漢方医学の現況
はじめに
伝統医学をめぐる世界の動き
日常診療の中の漢方
統合医療からみた漢方医学の形
医療の中の鍼灸
健康保険と漢方薬
漢方薬と経済効率(費用対効果)
東洋医学関係の学会とその活動
教育と専門医制度
おわりに
表3. 保険で使える漢方用生薬(薬価基準による生薬価格表) (2020年8月現在)
表4. 保険で使える医療用漢方製剤(2020年8月現在)
コラム◇ 漢方薬の値段
【名医のカルテより】 曲直瀬玄朔(まなせげんさく),関白秀次の喘息を治す
コラム◇ 江戸期以前の医学教育
2. 漢方医学の歴史
中国篇
中国医学の発生と『黄帝内経』の成立
『傷寒論』の成立
隋・唐の医学
宋代—医学の大衆化
南宋から金元代―百花繚乱の学説
明代から清代—統合と簡易化
中華民国成立より現在まで
日本篇
中国医学の導入と模倣の時代
鎌倉時代
室町時代
江戸時代初期―曲直瀬流の隆盛
江戸時代中期—古方派の勃興
江戸時代後期―折衷派の時代
明治維新から現代まで―衰退と復興
日本の名医たち
表. 上海中医薬大学中医学専業(五年制・2018年)のカリキュラム
表. 近代の日本と中国における中医学の歴史
コラム◇ 中国古代の解剖学
コラム◇ 中医学の歴史と日本への受容
コラム◇ 漢方医学の三大古典
コラム◇ 『太平恵民和剤局方』—宋代に作られた世界最初の薬局方—
コラム◇ 漢代の疫病と『傷寒論』
コラム◇ 漢方医学の流派
3. 漢方医学の構造
はじめに
中国伝統医学の構造
1. 中医学
2. 漢方医学
弁証論治と方証相対の構造の違いと臨床のかたち
コラム◇ 先端的だった方証相対システム
【名医のカルテより】 浅田宗伯,フランス公使の坐骨神経痛を治す
4. 漢方医学の基本概念
はじめに
陰陽五行説
1. 陰陽説
2. 五行説
陰陽五行説の医学への応用
1. 陰陽説の医学への応用
2. 五行説の医学への応用
コラム◇ 日本漢方と方証相対
コラム◇ 学と術—永富独嘯庵の医術について
【名医のカルテより】 矢数格,全頭脱毛症を治す
5. 漢方生理学
はじめに
人体の構成要素とその働き
気・血・津液・火(陽気)・精
臓腑
1. 五臓
2. 六腑
3. 各臓腑間の関係
4. 奇恒の腑
経絡
1. 十二正経
2. 奇経八脈
図1. 漢方医学における五臓六腑の概念
図2. 十二経脈の走行とその概要 (附:任脈・督脈)
コラム◇ 気の生理作用
コラム◇ 二つの循環系
トピックス・4種の衛気の流れ
【名医のカルテより】 古林見宜,板倉重形の嘔吐を治す
6. 漢方病因学
はじめに
三因 (外因・内因・不内外因)
1. 外因
2. 内因
3. 不内外因
病理産物
コラム◇ 内生五邪
【名医のカルテより】 和田啓十郎,胆襄結石を治す
7. 漢方病機学
はじめに
疾病を総括する二種の基本的病機
1. 邪正相争
2. 陰陽失調
気・血・津液・火(陽気)・精の病証とその病機
臓腑の病証とその病機
1. 五臓の病証とその病機
2. 六腑の病証とその病機
3. 多臓器にわたる病証とその病機
病邪による病証とその病機
1. 外邪および内生五邪による病証とその病機
2. 病理産物による病証とその病機
六経分類による病証とその病機
衛気営血分類からみた病証とその病機
コラム◇ 内邪と外邪
コラム◇ 八綱からみた病機
コラム◇ 傷寒と温病
【名医のカルテより】 湯本汲真,老婦人の気管支炎を治す
8. 漢方診断学
はじめに
望診
1. 「神」の望診
2. 全体的な形態の望診
3. 顔色の望診
4. 身体各部位の望診
5. 分泌物・排泄物の望診
6. 舌診
聞診
問診
切診
1. 脈診
2. 腹診
病態の診断 (弁証—病因病機の分析)
1. 八綱弁証 (八綱からみた病証の診断)
2. 気血津液弁証 (気血津液の病証の診断)
3. 病邪弁証 (病邪の引き起こす病証の診断)
4. 臓腑弁証 (臓腑の病症の診断)
5. 六経弁証 (六経分類における病症の診断)
6. 衛気営血弁証 (衛気営血分類における病症の診断)
処方診断 (方証相対)
表. 28脈の形態とその臨床的意義
【名医のカルテより】 香月牛山,伏暑の流行に新処方を開発
【名医のカルテより】 北山友松子,松平頼純の痰嗽を治す
9. 漢方薬物学
総論
はじめに
生薬の採集・生産と流通
炮製
生薬に備わった基本的性質
応用の一般的事項
1. 薬用量
2. 配合原則
3. 配合禁忌
4. 禁忌
使用上の注意
1. 副作用
2. その他
調剤
各論
1. 解表薬
2. 清熱薬
名称未設定
3. 瀉下薬
4. 祛風湿薬
5. 芳香化湿薬
6. 利水滲湿薬
7. 温裏薬
8. 理気薬
9. 消食薬
10. 活血化瘀薬
11. 止血薬
12. 化痰薬
13. 止咳平喘薬
14. 安神薬
15. 平肝熄風薬
16. 開竅薬
17. 補虚薬
18. 収渋薬
19. その他
表. 使用量上位60品目の使用量及び生産国(平成28年度)
図. 中国とその近辺における生薬の産地と品目
コラム◇ 日本と中国で基原の異なる生薬
コラム◇ 西洋伝統本草の漢方医学への応用
10. 漢方処方学
総論
はじめに
処方の組成原則
剤型
服用法
各論
1. 解表剤
2. 瀉下剤
3. 和解剤
4. 清熱剤
5. 祛暑剤
6. 温裏剤
7. 表裏双解剤
8. 補益剤
9. 安神剤
10. 開竅剤
11. 固渋剤
12. 理気剤
13. 利血剤
14. 治風剤
15. 治燥剤
16. 祛湿剤
17. 祛痰剤
18. 消導化積剤
19. 廱瘍剤
20. その他の方剤
コラム◇ 漢方薬の軟膏
11. 漢方治療学
治療と治療原則
はじめに
治法
1. 基本八法
2. 治法細則
治療原則
弁証論治
はじめに
八綱弁証にもとづく治療
気血津液弁証にもとづく治療
臓腑弁証にもとづく治療
1. 五臓の病証の治療
2. 六腑の病証の治療
3. 複数の臓腑の病証の治療
病邪弁証にもとづく治療
六経弁証にもとづく治療
衛気営血弁証にもとづく治療
方証相対
はじめに
現行の方証相対
方証相対に用いられる諸概念
1. 陰陽・表裏・寒熱・虚実
2. 気・血・水
3. 六病位 (六経)
方証相対における腹診
方証相対の薬物学
方証相対の処方学
口訣の運用
おわりに
表. 現在用いられている治法分類の例
コラム◇ 運気論と漢方
コラム◇ 「虚」と「実」
コラム◇ 日本漢方における「証」
コラム◇ 方証相対システムの歴史
コラム◇ 『腹証奇覧』 と 『腹証奇覧翼』から学ぶもの
コラム◇ 100年前(1918~1920)の「スペインかぜ」に漢方医学はどう対応したか
コラム◇ 一貫堂医学
【名医のカルテより】 半井慶友,播磨屋助左循門の傷寒を治す
主要生薬一覧
I. 解表薬
1. 辛温解表薬
2. 辛涼解表薬
II. 清熱薬
1. 清熱瀉火薬
2. 清熱燥湿薬
3. 清熱涼血薬
4. 清熱解毒薬
5. 清虚熱薬
III. 瀉下薬
1. 攻下薬
2. 潤下薬
3. 峻下逐水薬
IV. 祛風湿薬
V. 芳香化湿薬
VI. 利水滲湿薬
VII. 温裏薬
VIII. 理気薬
IX. 消食薬
X. 活血祛瘀薬
XI. 止血薬
XII. 化痰薬
XIII. 止咳平喘薬
XIV. 安神薬
XV. 平肝熄風薬
XVI. 開竅薬
XVII. 補虚薬
1. 補気薬
2. 補血薬
3. 補陰薬
4. 補陽薬
XVIII. 収渋薬
XIX. その他
1. 湧吐薬
2. 駆虫薬
3. 外用薬
主要処方一覧
あいう
えおか

くけ





たち
つてと
なには
ひふへほ
みめもやよ
りれろ
中国医事年表
~1107
1098頃~1618
1617~1931
1935~2002
日本医事年表
413(大和)~1293(鎌倉)
1302(鎌倉)~1672(江戸)
1674(江戸)~1770(江戸)
1771(江戸)~1841(江戸)
1841(江戸)~2007
索引
あいうえお
かき
くけこ
さし
すせそ
たちつて
となにねのはひ
ふへほまみめも
やゆよらりるれろわ